この記事では転職回数が多くて不安な方に向けて、内定獲得までの対策とアピール方法をお伝えしていきたいと思います。
Contents
そもそも転職回数って?
まず転職回数って何?アルバイトは転職回数に入るの?という方に向けて転職回数の基本的な考え方をお伝えします。
転職回数は以下の方法で求めることが出来ます。
転職回数=正社員で在籍した会社-1
まず、正社員での転職を目指す際にはアルバイトの経験は転職回数に入れません。正社員での経験社数を転職回数に数えますので、履歴書や職務経歴書には基本的に書かなくても大丈夫です。ただし、アルバイトの期間が長い場合やアルバイトの経験がアピールできそうな場合は職務経歴書に書いておくのをオススメします。
転職回数が多くてもごまかすのは絶対NG
転職回数が多かったり、在籍期間が短かったとしても回数をごまかすのは絶対NGです。履歴書や職務経歴書、面接では事実をしっかり伝えましょう。
嘘を記載したり、面接で嘘を話すと最悪の場合経歴詐称になります。経歴詐称がばれると内定を取り消されたり、入社後の場合は解雇になる可能性もありますので、絶対にしないようにしましょう。
ちなみ企業によっては内定後や入社後に調査会社などを使って、事実確認をするところもあります。
転職回数って何回からが多いの?
企業や人事担当によって多いと感じる回数は異なります。年齢や学歴にもよって異なります。ただ、人事担当の方とお会いしていると比較的に意見が多い回数はありますので以下を参考にしてみてください。
20代の場合
20代では3回が多いという意見は多い。転職回数が3回だと、さきほどお伝えした式から考えると経験社数が2社あり、2社目に在籍中に転職活動を行うと3回目の転職活動になります。もしくは2社目を退職済みの場合も同じです。
大学を卒業してから就職をすると基本は22~23歳の時に就職すると思います。そこから7年で経験社数が3社あると多いというわけです。
7年で2社ですと、1社あたり平均3年半になりますね。まだまだ日本は厳しめに見ている企業が多いので、可能な限り3年半以上の勤続は目指した方がいいですね。
30代の場合
30代では20代から+1回で4回は多いという意見が多いです。こちらもさきほどと同様に経験社数が3社で4社目を探していると多いというわけです。
ちなみにIT企業の場合は年齢がこれ以上上がろうが4回は多いという意見はあまり大きく変わりません。現代では年齢問わず4回を一つの節目と考えておいた方がいいかもしれませんね。
今後は今以上に働き方はどんどん変わっていくと思いますので、転職回数が多い=不利みたいな風潮が早くなくなるといいですね・・・。
最終学歴が高卒や専門卒の場合
さきほど伝えた転職回数は特に学歴を気にせず年齢のみだけで考えた場合で、基本は大学卒を想定しています。なので高卒や専門卒の場合はそれぞれの年齢+1社ぐらいであれば多めに見てもらえることもあります。
最終学歴が高卒や専門卒となれば、大卒に比べても早いと4年も早く働き始めることになりますので、その分大卒の方と比べても経験社数が増えてしまうのは仕方ないこととして見てくれる場合もあります。
転職回数が多い場合の対策
転職をするということは様々な理由があると思います。その理由を周りから見たり聞いたりしたときに納得できるようなものにしましょう。
面接官に「それなら仕方ないな〜」と共感を得ることが大事です。転職回数を企業が気にするのはほとんどの場合がうちでもすぐ辞めてしまうのではないかという心配と経歴では見れないストレス耐性についてを確認することが多いのです。
ようはどちらも心配ないですよと伝え、納得してもらうことができれば良いわけです。
共感を得やすい退職理由を伝える
共感を得るためには転職、退職をしなければ変えることが出来ない事実があったということを理解してもらうことです。
キャリアアップを目指す上で今の会社では出来ないこと、勤務継続が困難な明確な理由などは共感を得やすいポイントです。
・○○の経験をしたいが、この会社ではそのポジションがない
・マネジメント経験を積みたいが、会社が人を増やす予定が当分ない
・どうしても地元に戻らないといけないので、通えなくなった
・給与未払いや遅延が続き、生活が出来ない
どうしても思いつかない人はこちらに当てはめて考えてみてください。
あらかじめ職務経歴書に理由を書いておく
どうしてもうまく話せない、突発的な質問への対応は苦手と思う人は、職務経歴書にあらかじめ書いて置くのもひとつの手です。
また、職務経歴書に記載することにより、理由が明確で仕方ないと思ってもらうことができたら、書類選考の段階で落ちないで済む場合もあるので一石二鳥です。
経験社数が3回以上あるのであれば、職務経歴書に記載しておいてもいいかもしれません。ただし、面接で深掘りされる可能性は十分にありますので、聞かれたときには答えられるようにしておきましょう。
まとめ
転職回数を気にする企業や人事担当はまだまだ多いです。言うまでもないですが、一番の対策は転職回数をむやみに増やさないことです。
ただ、嫌なのに無理に続けるのもなかなか大変だと思いますので、転職回数に不安があるのであれば本記事を参考にしてみてください。
ちなみに人や周りのせいにするネガティブ要素が多い転職理由はどこの企業や担当も嫌いますので、間違っても人や周りのせい、単純な理由だけでネガティブ要素だけになってしまわないように注意しましょう。
「人が嫌だった・・」「会社が嫌だった・・」だから1社目も2社目も辞めたという人を魅力に感じますか?あなたが社長、人事担当だったら採用しますか?
と単純なことです。受ける側ではなく、採用する側の立場になって考えてみれば面接はそこまで難しいことでもないです。転職はゴールや目的にせず、手段として考えてみてください。