Contents
異業界への転職では特に志望動機を大事にしましょう
転職活動をするうえで、必ず通る道が面接です。そして、おそらくほとんどの面接で聞かれる志望動機を考える際のポイントについて書いていきたいと思います。面接を控えている方、これから転職を考えている方は参考にしてみてください。
ちなみに私が見てきた中で、ここが曖昧だったり間違ったことを伝えてしまっている人のほとんどが面接で落ちています。それだけ重要な部分なのです!
特に異業界への転職では業界未経験者として見られるので、経験が少ない分選考のハードルは上がります。またIT業界の人はロジカルな人が非常に多いです。なので志望動機はしっかりと準備してから面接を迎えましょう。
何故IT業界に行きたいのかをしっかり伝えよう
違う業界からIT業界での転職を目指す際、絶対どこかのタイミングでIT業界のここが良さそうだから、IT業界にしようと決めたと思います。面接では特にそこを伝えていきましょう。面接官は何故あなたがIT業界を目指しているのかが気になります。まずは会社に合うかの前に、この人はIT業界を理解できていて、この業界でうまくフィットしてやっていくことが出来る人なのかを確認していくのです。
楽しそう、友達からいいと聞いただけでは自分の意志はまったく伝わらず、人に流されただけではないかと思われがちです。例えきっかけは興味本位からだったとしても、面接までには自分の思いや考えをまとめておきましょう。
<考えるためのポイント>
・今の業界との違いから志望動機を決める
・市場から見たIT業界の動向で志望動機を決める
・自分の目標や夢からIT業界へ志望動機を決める
以上の3つは比較的に考えやすく、使う人も多いのでどうしても決まらない人は参考にしてみてください。
何故その企業に行きたいのかをしっかり伝えよう
IT業界に行きたい理由を伝えたら、次は何故この会社なのかを伝えましょう。どの業界でも共通ですが、ほとんどの会社では似たようなサービス、同じサービスを持った会社はいくつかあります。その中でも何故この会社がいいのかを伝えなければ、競合のA社でも良くない?うち以外にも同じサービスやってる会社あるよ?と言われてしまったらそれまでです。
面接前には会社HPをしっかり見て、競合との違いや、その会社の特徴をしっかり抑えておきましょう。例えば車であれば、トヨタ、日産、ホンダなどはどれも車を売っている会社です。ただ、車の会社に行きたいというのであれば、上記で述べたように別にどの会社でも良くないか?となってしまいます。同じ車を売っている3社でもそれぞれの良さや事業戦略などがありますので、その違いを見つけ、そこに共感を持ったと伝えることが出来ればそれなりに会社を理解しているなと印象をつけることが出来ます。
でも業界も違ってただでさえ詳しくわからないのに・・と苦戦している方は以下を参考にしてみてください。
<特徴を見つけやすい方法>
・会社の新卒採用ページを見る
・会社が出している転職媒体などのページを見る
・IR情報、投資家向け情報を見る
上記3つでは会社が外部に向けて、自社をわかりやすくまとめているWebページであり、基本誰でも見ることが出来る情報です。特に上から2つに関しては、会社のことをほとんど知らない就活生や、転職希望者にわかりやすく簡単に「うちはこういう良さや競合との違いがあっていいですよ」と宣伝しているページだったりするので、参考にするには一番わかりやすいです。3つ目は基本上場会社に多いですが、最新の情報や直近のリアルな情報が書かれているので、これも会社の最新情報を知るには最適の場所だったりします。
何故その職種なのかをしっかり伝えよう
何故IT業界で何故のこの会社なのかを伝えることが出来たら、最後はその中で何故このポジションで応募したのかを伝えます。会社が大きくなればなるほど、事業の数も増えるので、職種の数も増えたり、同じ職種の違うポジションなども増えてきます。同じ営業でも商品Aを扱う営業のポジションと商品Bを扱う営業のポジションなどに別れます。面接をする際は部署の担当者が出てくることが多いので、何故うちの部署にしたのか、うちの部署でも頑張れそうかをしっかり見てくるので結構重要なポイントになってきます。
また、部署の担当者は業界や会社に対してもそうですが、その部署やサービスに対して熱意が高い人も多く、そういった方の共感や好感度を得るには、しっかり考えておく必要があります。
<部署(サービス)や職種の共感を得るには>
・自分の考えるそのサービスの将来性を伝える
・今の自分が出来ることを伝える
・自分であれば、どのようにやっていきたいかを伝える
・職種に対しての経験値と、職種に対しての目標を伝える
伝え方に悩んでいる方は、上記を参考に考えてみてください。比較的に共感や好感を得やすいポイントだったりします。
一番やってはいけないパターン・・
逆に伝えてはいけないポイントもあります。それは環境や福利厚生部分に興味を持っていると伝えてしまうこと・・。これを伝えてしまうとかなりの確率で落ちます。間違っても伝えないようにします。例え本音がそうだったとしても面接では言わない方がいいです。
それだけNGパターンなので、注意しましょう。
<伝えるとNGな志望動機>
・休日や休日数に触れた志望動機
・福利厚生に触れた志望動機
・残業に触れた志望動機
・教育制度に触れた志望動機
何故これ言ってしまうと落ちるのか、簡単に言うと環境ばかり気にして仕事を頑張ってもらえなそうと思われてしまうからです。仕事より環境やプライベートのイメージがついてしまうので、単純にこの人大丈夫かな?と思われてしまうのです。
まとめ
志望動機とは何故のその会社を志望するのかを確認するための重要な面接質問項目です。最初に伝えようにここが弱いと面接に落ちる確率がかなり上がりますので、しっかり準備をしていくことが、転職するうえで重要なポイントになります。
今回は小出しで書いていきましたが、理想は自分の求める方向性と会社が求める方向性がマッチしていることが一番大事になります。
そして面接を受けるうえで共通して言えるのは、自分が面接官や経営者だったらどのような人を雇いたいかを意識することです。仕事に対して明確な目標や考えを持っているAさんと環境ばかり気にしてくるBさんが居た時、あなたならどちらを採用しますか?
と考えると明確ですよね。短い面接の場で可能な限り最大限に自分をアピールできるように頑張ってください!